家具の特徴

・当店の家具は、原則として針葉樹・コンパネ・ラワン・OSBなどの合板を使用して製作します。

一般的なオーダー家具で使用される無垢材・集成材・メラミン化粧板などは使用しません。


・自宅工房での作業のため、電動工具などを使用して製作しています。


・合板は無垢材や集成材に比べ価格は安いてすが、建築の下地として使用されるだけあって非常に堅牢であり加工が容易であるため、頑丈で使い勝手の良い家具作りが可能です。


・端材や廃材を使用する場合、2.5mm・4mm合板などに木工ボンドを塗って貼り合わせ、1枚の厚手の板として使用します。
木工ボンドは水性ですが、乾燥すると非常に強固となるため、強度としては問題ありません。


・部分的に端材や廃材を使用する場合、ビス穴やタッカーの跡が残っている場合があります。


・家具の強度に影響のない箇所において、板やカーペット材などをつなぎ合わせて使用する場合があります。


・家具内部など無塗装の部分については、すべて荒目のサンディング(紙やすりでのヤスリがけ)をします。

角の部分も全て鉋や紙やすりで面取りをし、鋭角な部分が無いように安全に仕上げます。

が、それでも稀にささくれができてしまい、角の部分を手でなぞると指に刺さることもありうるので、くれぐれもお気をつけ下さい。


・なお、針葉樹合板は塗装を施しても表面に貼り付けられた天然木がめくれ上がることが稀にありますので、何卒ご理解下さい。

塗装について

・基本的には、オイルステインで着色して乾燥後ヤスリがけをし、薄めたクリアーラッカーで2~4回ほど刷毛での重ね塗り&ヤスリがけを繰り返して艶出しをします。

完全に乾燥すれば少しザラッとした心地よい手ざわりに仕上がります。

合板家具の仕上げとしては、この方法が見栄えとしてはベストだと、当工房では考えています。


・刷毛塗りのためどうしても仕上がりにムラが出ますが、何卒ご理解下さい。


・お手入れについては、艶出しの塗装面については水拭きでOKです。

無塗装面も、固く絞った布巾などでの水拭きでOKですが、合板はカビが生えやすいため拭いたあとはよく乾燥させて下さい。